あざみ野での本番が終わった。
自分が舞台に立たない本番はやっぱり何か変な感じだった。
とてもいいメンバーと知り合えたので
「また再演しようか」
なんて話が既に出ている。
あざみ野の制作さんが「こっちの身にもなってくれ」とひやひや。
まあ先のことは分らんですな。
打ち上げでなんとみんなから色紙をもらう。
意外だったけど嬉しかった。
それだけみんなあの場所が大切だったと言うことだろう。
本当に良い時間だったと思う。
学校でいじめられている子も,なじめない子も,フラットな関係でいられたのだ。
僕が思うに,お互いのあらが見えずに打ち解け初めくらいの
ちょうどいい時期に公演を迎えられたのだと思う。
次に集まっても,当然だけど今回のような関係性ではいられない。
ましてや成長著しい年頃の彼らだ。
永遠の友は思い出の中にしかいないんだけど,
それを知ってしまうのも忍びない気がする。
また暗いほうに話題が行ってしまいそうなので方向転換しよう。
打ち上げは飲み屋。
僕は中高生がいるにもかかわらず泥酔。終電をすかさず逃す。
伊藤キムさん(振り付け,演出家)の家にお邪魔させてもらうことに。
キムさんの家は今時の広い良いマンションだった。
テロリストでも制圧できないだろうと思われる複雑な道を,
三人で深夜にもかかわらず悪ふざけをしながら進む。
僕は入ってすぐにうんこを要求。同行した高校三年の男の子の方がよっぽどしっかりしている。
その後,同じく泥酔気味のキムさんによる人生相談が始まる。
僕は迫り来る吐き気と戦っていたのでうつむいたまま聞いていない。
「吐いちゃったほうがいいんじゃない?」
とキムさんに言われるが,初めてきた家でゲロを吐くわけにはいかないと辞退した。が。
「こんなダンスやると気持ち悪くなるかもよ~」
といって目の前でクオリティの高いぐにゃぐにゃした動きをやるプロダンサー。
僕は本当に気持ち悪くなりゲロを吐いた。さすがプロだ。
今回参加した子供たちが,別に将来ダンスをやる必要は無いと思う。
むしろ今回の経験を生かしてどうするかが気になる。
その上で,10年後に同窓会みたいなことをやるのは面白いと思う。
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