この間、横浜八景島シーパラダイスに行ってきた。
でも印象に残ったのはそこまでの道のり。
何線だか忘れたけど横浜から八景島前まで通じるローカル線の
その時間がとても新鮮であった。
その電車はモノレール方式。
この日は平日だったのでほとんど人もいない。乗客は水族館に行く若いカップルか
病院にいくお年寄りか。
人がまばらなホームには海からたどり着いた風が大量に吹き抜けていた。
暖かくもないし寒すぎもない。
でも確実に窓の向こうの青空から吹いてきたんだと思った。
観葉植物のような防砂林の無効に4分の一くらい海。そんでその上は青空。
快晴。
電車はゆっくりと進む。
海辺の町がすきなのはたぶんずっとまえからだ。
といってもヴェネチアとかハワイとかああいうのではない。
荷物を運ぶための貨物船と外国語でかかれたコンテナがあるようなそんな町だ。
あやうくあぶない刑事のラストシーンがはじまりそうなああいうなんかバタ臭い感じの空気だ。
外観よりも何よりも前に「必要」があって作り上げられた景色だからだろうか。
効率って言うのとも違うし、何だろう、無意識が何層にも積み重なって
そうやって一つ一つはめ込まれてきた景色と言うのだろうか。
オフィスビルと、並木道と、白いバンと、タクシー
人は歩かない。
車を使う。
砂浜は何処にもない。
海は硬いコンクリートでどこもかしこもエッヂを区切られている。
垂れ流しているのは化学合成物だらけの汚水のはずなのに、ここらのビルにはなんでか
清潔感が漂う。
一日中太陽が当たっていて、なんだか時間が止まったみたいだった。
これで松屋なんかがあれば完璧なのになぁ。
八景島までのローカル線。
強烈な旅情だった。
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