「noism09」というコンテンポラリーダンスカンパニーを昨日
新国立劇場で見てきた。
技術と言うのは素晴らしいと思った。
色々と話題になっているカンパニー(ダンス界では)ではあったけど
実際生で見るのは初めてだった。
さすが発売して3分で当日券がなくなるだけはある。(僕は2分50秒くらいで購入)
芸術的に何か新しい要素があるかと問われれば
別にあんまりないと思う。
ただもうあれだけ基礎があると
もう世界中誰も文句が言えない
っていうくらい鍛えられていた。
最近そう思うことが良くある。
大岡昇平の小説を読んでいても思った。
過去にこんなに「正確な」日本語を書く人はいなかったろう。
奇を衒うとか
パワーのある表現だとか
そんな安易なものじゃない。
「正確」な技術はただもうそれだけであらゆる表現活動の領域において
巨大な力である。
と思った。
技術は才能ではないし,天から最初から与えられたものではない。
でもだからこそ修めるのは難しい。
そこにはただ膨大な量の時間と,労力と
高いモチベーションを保ち続ける努力が必要だからだ。
まだ鬱が続いている。
でも何か奮い立って
地道にやり続けている基礎を続けようと思った。
自分の来た道は一本道で
もうちょっと振り返らずに走ってみよう。
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